グリーン建築の台北市立図書館北投分館は「書物のパラダイス」として、海外のウェブサイトから近年、相次いで「世界で最も美しい図書館」の上位に選ばれている。また、台湾を旅行せねばならない五つの主な理由の一つにも数えられた。
海外のウェブサイト、「Tech Insider」は今年5月末、インターネット検索を分析した結果として、「世界でデザインが最も美しい図書館ベスト20」を選び出した。台北市立図書館北投分館は、映画『ハリーポッター』シリーズのロケ地となった英国オックスフォード大学のボドリアン図書館（Bodleian Library）や欧州で数百年の歴史を持つ図書館数カ所と肩を並べた。
また、フィリピンの大手日刊紙、「マニラ・ブレティン（Manila Bulletin）」は6月末に、台湾旅行をしなければならない五つの主な理由の一つに同分館を挙げた。同紙は、台北市立図書館北投分館はエコロジーと建築の奇観であり、世界で最も優れたグリーン建築ベスト10入りしている他、世界で最も美しい25の公共図書館にも選ばれていると紹介。また、屋根部分の太陽光パネルが同図書館の使用する電力の一部を生み出していると説明した。
北投分館は2006年に建設された。同図書館のウェブサイトによれば、同図書館の設計は2008年に「世界最優秀建築賞(FIABCI World Prix D'excellence Awards、略称FIABCI賞)」の「世界卓越建設賞」にノミネートされた。2012年には米国のウェブサイト、「Flavorwire.com」によって、「世界で最も美しい図書館25」の一つに選出された。