2024/05/06

Taiwan Today

経済

台中国家歌劇院が文化部の行政法人に

2016/08/26
「台中国家歌劇院(National Taichung Theater)」(写真)は26日にプレオープン。正式なオープンは9月30日。(中央社)

台湾中部の台中市は25日、「台中国家歌劇院(National Taichung Theater)」を文化部(日本の文科省に類似)に寄贈する式典を行った。10年あまりの建設期間を経て、同歌劇院は文化部に所属する「国家表演芸術中心(パフォーマンスアートセンター)」に加わったことになる。26日にプレオープン、9月30日にはグランドオープンする。

「台中国家歌劇院」は2014年に、中央政府の「国家表演芸術中心」に組み込まれることが決まった。総工費は43億台湾元(約135億日本円)。主な施設は、赤色を基調とした大劇場、オーシャンブルーを基調とした中劇場、黒を基調とした小劇場。野外劇場は1,000平方メートルに達する。また、6階には屋上庭園があり、屋外での演奏会や映画の上映に適している。

「台中国家歌劇院」は日本の建築家、伊東豊雄氏が設計。人類最古の木々による家屋、洞窟をコンセプトに「Sound Cave」というデザインを生み出した。内部の壁面は曲面で、合計58面の曲がった壁が設けられた。施工上の技術難易度が高く、建設業界では「世界で工事の技術的難易度が最も高いビル」と呼ばれたほど。「台中国家歌劇院」は26日にプレオープンした。正式なオープンは9月30日。

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