2024/04/29

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耐震構造模型のコンテスト、国立中興大学が最高賞金

2016/09/12
耐震構造模型の国際コンテスト「2016抗震杯」が11日に行われ、国立中興大学(台湾中部・台中市)が最高賞金の「隔減震創意奬」を獲得した。同大学の学生チームが設計した模型(写真)は、最上部の振動が、床の振動の半分以下だったことから、免震効果が極めて高いと評価された。(国家実験研究院提供、中央社)

耐震構造模型の国際コンテスト「2016抗震杯」が11日に行われ、国立中興大学(台湾中部・台中市)が最高賞金の「隔減震創意奬」を獲得した。同大学の学生チームが設計した模型は、最上部の振動が、床の振動の半分以下だったことから、免震効果が極めて高いと評価された。

国家実験研究院(NARLabs)及び英国文化協会(ブリティッシュ・カウンシル)が共同開催した耐震構造模型の国際コンテスト「2016抗震杯」は、11日に模型を使った耐震実験が行われた。

国家実験研究院によると、今年は高校性、大学・専科学校の学生、大学院生など合わせて103チームが参加し、そのうち34チームは海外からの参加チームだった。参加者は合計510人。このほか、海外から教師や学生など20人近くが団体で参観に訪れており、開催15回目を迎えて同コンテストの知名度が高まっていることが証明された。

11日のコンテストの結果、高校生組は1位:高雄市立高雄高級工業職業学校(台湾南部・高雄市)、2位:国立台中高級工業職業学校(台湾中部・台中市)、3位:雲林県私立揚子高級中学(高校、台湾中南部・雲林県)の順。大学・専科学校組は1位:国立台湾科技大学(台湾北部・台北市)、2位:国立聯合大学(台湾北西部・苗栗県)、3位:国立交通大学(台湾北部・新竹市)。大学院生の部は1位:国立台湾大学(台湾北部・台北市)、2位:国立中興大学、3位:国立成功大学(台湾南部・台南市)だった。

最高賞金(賞金10万台湾元、約32万日本円)となる大学院生の部「隔減震創意奬」は国立中興大学のチームに贈られた。

「抗震杯」は2001年から実施されているもので、今年で15回目を迎える。国内外の参加学生はこれまでに累計6,000人を超える。これまでの参加国は英国、米国、日本、韓国、シンガポール、インドネシア、インド、香港、マレーシア、ベトナム、ニュージーランド、オーストラリア、ベリーズ、フィリピン、グアテマラなど。

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