2024/05/06

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経済

「ネットワーク化社会都市指標」、台北は世界11位

2016/09/14
通信機器大手のエリクソンはこのほど「ネットワーク化社会都市指標2016」を発表した。世界41都市を対象に、持続可能な都市開発とICT成熟度を評価したもので、台北は世界11位となった。(外交部国際伝播司)

通信機器大手のエリクソンはこのほど「ネットワーク化社会都市指標2016」を発表した。世界41都市を対象に、持続可能な都市開発と、ICTインフラ整備とその利用の成熟度(ICT Maturity)を評価したもので、台北は11位となった。これはアジアでは4位。世界順位は2014年調査より2位の上昇となった。

移動および固定通信業者へ通信機器・サービスを提供するプロバイダーのエリクソンが「ネットワーク社会シティインデックス2016」を発表した。それによると1位はストックホルム(スウェーデン)で、続いてロンドン(イギリス)、コペンハーゲン(デンマーク)、シンガポール(シンガポール)、パリ(フランス)の順だった。台湾は2014年の13位から2つランクを上げて11位となった。アジアではシンガポール、東京(日本)、ソウル(韓国)に次ぐ4位。

この報告によると、台北はICTのインフラが完備しており、固定通信や移動通信のブロードバンドの質も比較的高い。しかし、サービス料金については改善の余地があり、それによってICTの使用率をさらに引き上げることができると指摘している。

また、台北はWi-Fiホットスポット(公衆無線 LAN サービス)、モバイルブロードバンドの使用比率、IP通信価格などで、さらに改善の余地があるとされた。台北はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用率が他の都市よりも高いものの、モバイル端末の利用者数、家庭でのパソコン使用率、タブレットPC普及率、スマートフォン普及率などはいずれも、上位にランクインした都市を下回っている。

一方、2016年調査では、台北は「社会、経済、環境」の3つの基本的要素のいずれも評価が高かった。これは、台北の生活水準が高いことを意味している。中でも「社会」については10位で、低い失業率、後期中等教育や施政における良好な男女のバランスなどが、台北の社会的包容力(social inclusion)に関する指標を特に引き上げた。

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