2024/04/29

Taiwan Today

経済

9月の外貨準備高、8カ月連続の過去最高

2016/10/06
中央銀行は、9月末の外貨準備高が4,367億2,600万米ドルに達し、8カ月連続で過去最高を更新したと発表した。投資運用益が貢献したのがその理由。(中央社)

中央銀行は、投資運用益が貢献し、9月末の外貨準備高が4,367億2,600万米ドルに達し、8カ月連続で過去最高を更新したと発表した。同時に、外国人投資家が保有する中華民国(台湾)の国内株式や債券を時価で計算し、さらにその台湾元預金残高を加えて米ドル換算した金額と、それが外貨準備高に占める比重も今年の過去最高を更新した。

中央銀行は5日、2016年9月末における外貨準備高が4,367億2,600万米ドルに達し、前月に比べて8億6,400万米ドル増えたと発表した。外貨準備高が前月より増えた主な要因は、投資による運用益があったため。

9月は外資純流入額が2,200万米ドルにとどまったものの、株式市場における外資による買い越しは約2億3,000万米ドルに達し、これが台北株式市場の平均株価指数を8月31日の終値9068ポイントから、9月30日の終値9166ポイントまで押し上げた。

9月末の時点で外国人投資家が保有する台湾の国内株式と債券を時価で計算し、さらにその台湾元預金残高を加えて米ドル換算した金額は3,162億米ドルとなり、外貨準備高の約72%を占めた。これは2015年4月に記録した77%に次いで2番目高い記録。なお2015年4月は、外国人投資家が保有する台湾の国内株式と債券を時価で計算し、さらにその台湾元預金残高を加えて米ドル換算した金額は3,209億ドルだった。

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