経済部（日本の経産省に相当）は2日、台湾化学繊維株式会社、台湾積体電路製造株式会社（TSMC）など54の企業・団体の省エネルギー・CO2削減の取り組みを表彰。省エネ効果は9万2,000kloe（kiloliter of oil equivalent）に達し、CO2の排出量を約25万8,000トン減らしたことになる。これは台湾北部・台北市にある大安森林公園（25.894ヘクタール）が1年に吸収・固定するCO2の量の663.2倍に相当する。
経済部エネルギー局（経産省資源エネルギー庁に相当）によると、今年の省エネルギー優秀賞獲得企業・団体には優良企業賞1社、省エネ優秀賞22社などが含まれており、合計277項目に及ぶ省エネへの取り組みが行なわれた。また、12の中学校と小学校はエネルギー教育推進優秀賞を受賞。19の団体が「四省専案（節電・ガソリン節約・節水・紙節約プロジェクト）」賞を受けた。
エネルギー局では、受賞した54の企業・団体による年間の省エネ効果は9万2,000kloeに達し、CO2の排出量を約25万8,000トン減らしたことになると説明。これは大安森林公園663.2個分の1年のCO2吸収・固定量に相当する。
なお、台湾化学繊維株式会社は3年連続で傑出賞を獲得した他、最高賞の省エネ優良企業賞も受賞した。台湾積体電路製造株式会社は省エネ傑出賞を獲得した。