2024/05/02

Taiwan Today

経済

医師で作家の陳耀昌氏、島嶼のDNAを語る

2016/11/17
「2016年台湾文学金典奨」が発表され、図書類長編小説部門の大賞は医師で作家の陳耀昌氏(写真)が『傀儡花』で受賞した。写真は2013年に行なわれた講演会でのもの。(国史館サイトより)

「2016年台湾文学金典奨(賞)」の受賞者リストが16日に明らかになった。図書類長編小説部門の金典賞の大賞は医師で作家の陳耀昌氏が『傀儡花』で受賞。陳氏は20日に、「島嶼のDNA-台湾が世界にもたらす贈り物」と題して、歴史と文学、医学の分野を跨いだ講演を行なうことになっている。

陳耀昌氏は現在、国立台湾大学付属病院の名誉教授で、同病院における医師である他、台湾細胞医療促進協会の理事長も務めている。台湾で骨髄移植を行なった初めての医師で、台湾の人たちの遺伝子コードに関する豊富な観察と研究の実績を持つ。過去には国立東華大学先住民民族学部に長期滞在して創作活動を行う、「ライター・イン・レジデンス」も務めた。著作には『福爾摩沙三族記』、『島嶼DNA』、『傀儡花』などがあり、台湾で貴重な台湾史を題材にする小説家。

講演会の主催者、九昱文教基金会では、聴講希望者は国立台湾文学館のウェブサイトを参照するか、devilkin3@nmtl.gov.tw に電子メール、もしくは電話 02-23279657(海外からの場合は886-2-23279657)で問い合わせてほしいとしている。講演会は、「齊東詩舎」(台北市済南路二段27号)で行なわれる。

国立台湾文学館のウェブサイト
http://event2.culture.tw/NMTL/portal/Registration/C0103MAction?actId=60004 

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