2024/04/28

Taiwan Today

経済

経済部、ネットで話題の6大スタートアップブランド発表

2016/12/05
経済部(日本の経済産業省に相当)は、ビッグデータをもとに調査を行い、最近インターネットで話題に上ることが多い台湾発のスタートアップブランド6つを発表した。それによると、トップは台湾式ハンバーガー「刈包(グアバオ)」でロンドンっ子の胃袋を鷲掴みにした「Bao Bar」だった。経済部は近年、スタートアップの育成に努めている。写真は今年11月に経済部が行った「第15回スタートアップ事業奬」などの授賞式の模様。(経済部中小企業処サイトより)

経済部(日本の経済産業省に相当)は、ビッグデータをもとに調査を行い、最近インターネットで話題に上ることが多い台湾発のスタートアップブランド6つを発表した。それによると、トップは台湾式ハンバーガー「刈包(グアバオ)」でロンドンっ子の胃袋を鷲掴みにした「Bao Bar」だった。

経済部は、コンピュータ・プログラムを利用して、インターネットに掲載されている文章を自動的に収集し、キーワードによってそのコンテクストや含まれている感情を分析。台湾で最近議論されているスタートアップのブランド上位6つを探し出した。これらは、インターネット・プラットフォーム、サービス、実体の商品、IoT(モノのインターネット)などの分野に及んでいる。

1位:Bao Bar
2013年、台湾出身の留学生Erchenを含む3人の若者が、英ロンドンにオープンさせた台湾式ハンバーガー「刈包」の専門店。

2位:Gogoro
2015年7月発売。すでにオランダやドイツなどの欧米市場にも輸出され、現地の住民や政府にも歓迎されているバッテリー交換型の電動スクーター。独自の市場を持つほか、モバイル・インターネト・デバイスと連携し、カギのアンロック、エンジンスタート、それにナビゲーションまでもスマホで行うことができる。台湾のソフトウエア及びハードウエアの実力を、見事なまでに結合させた製品。

3位:AppWorks
2010年にサービスの提供を開始したスタートアップ・アクセラレータのAppWorks(之初創投)。毎年2回、有望なスタートアップチームを選抜してインキュベーション・プログラムを実施。これまでに305以上のスタートアップチームを指導し、660名の起業家を輩出してきた。これらスタートアップチームの営業額は総額247億台湾元(約875億日本円)に上る。アジア最大のスタートアップ・アクセラレータである。

4位:Alchema
自家製ワインや果実酒を自動で醸造できるIoTデバイス「Alchema(アルケマ)」は、米のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で、わずか1か月と4日間で十分な資金を集めたことで知られる。IoT技術を利用しており、利用者はスマホにダウンロードしたアプリを使って、醸造過程を監視したり、その配合などの情報を他人と共有したりすることができる。

5位:Pinkoi
アジア最大級のデザイナーズマーケット「Pinkoi(ピンコイ)」は、一歩も外出することなく、世界中のデザイナーがデザインした商品をチェックすることができるインターネット・プラットフォーム。

6位:KKday
2014年創業のKKdayは、アジア最大のオプショナルツアーのプラットフォーム。「深みのあるツアーを自分で選ぶ」というスタイルで、従来の旅行社の形態を打ち破った。

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