2024/04/30

Taiwan Today

経済

工作機械の生産額、台湾は世界7位で貿易黒字は日独に次ぐ

2016/12/13
台湾の工作機械産業は世界有数の実力を持つ。写真は先月、台湾中部・台中市で開かれた工作機械の国際見本市の様子。(行政院サイトより)
行政院(内閣)主計総処は12日、最新の国情統計報告を発表した。それによると、昨年、工作機械の主な生産国の生産総額は802億米ドル。中華民国(台湾)はそのうち40億米ドルで世界7位だった。また、工作機械の貿易黒字は25億米ドルで、日本とドイツに次ぐ位置にある。
 
12日に発表されたのは「2015年における世界の工作機械の生産、需要及び貿易概況」で、工作機械の生産国・地域の上位5位では中国大陸が全体の27.6%を占めてトップ。次いで日本(16.8%)、ドイツ(15.5%)、イタリア(6.6%)、韓国(5.9%)の順だった。上位5カ国・地域で全体の70%以上を占めている。米国は5.7%で6位だった。
 
また、昨年、工作機械の輸出が多かった上位7位は、ドイツ、日本、イタリア、中国大陸、中華民国(台湾)、スイス、韓国の順で、これら7カ国・地域で世界の輸入需要の4割以上を満たしている。
 
輸出から輸入を差し引いた貿易黒字を見た場合、日本の77億米ドル、ドイツの61億米ドル、台湾の25億米ドルが目立って多い。中国大陸は輸入需要が86億米ドルに達することから赤字額が54億米ドルと、最大の貿易赤字「国」になっている。主計総処では、工作機械は様々な機械と部品、設備を製造するための加工機器だと説明している。
 

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