2024/05/05

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中央研究院と日本のJAXA、ジオスペース探査衛星「あらせ」打ち上げ成功

2016/12/23
中央研究院「天文及天文物理研究所」と、台湾南部・台南市の国立成功大学「太空与電漿科学研究所」からなるチームは20日、日本の国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプロジェクトに協力し、ジオスペース探査衛星(ERG)「あらせ」を搭載したイプシロンロケット2号機の打ち上げに成功した。写真左から3人は日本のJAXAのスタッフ。写真右は台湾チームの責任者である中央研究院「天文及天文物理研究所」の王祥宇プロジェクトマネジャー。(中央研究院提供)
台湾の最高学術研究機関である中央研究院「天文及天文物理研究所」と、台湾南部・台南市の国立成功大学「太空与電漿科学研究所」からなるチームは20日、日本の国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプロジェクトに協力し、ジオスペース探査衛星(ERG)「あらせ」を搭載したイプシロンロケット2号機の打ち上げに成功した。探査衛星は打ち上げ後、太陽電池パドルの展開が正常に行われ、地上においいてもERG衛星からの信号を受信した。この探査衛星の主要な任務は、地球を取り巻く放射線帯について研究することにある。
 
今回の探査衛星プロジェクトは日本のJAXAが主導するもので、台湾は2013年よりこの計画に加わっている。
 
今回の計画は、中央研究院「天文及天文物理研究所」にとって海外の大手宇宙航空研究機関と協力して行う初の衛星プロジェクト。探査衛星が収集した科学データは、国立成功大学に設置されたERGデータセンターでまとめられ、台湾全土の学術界と共有されることになる。

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