2024/05/20

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経済

第25回台北国際ブックフェア、主題は「読書の喜びを分かち合う」

2017/01/04
第25回台北国際書展(ブックフェア)が2017年2月8日から13日まで台北世界貿易センター第1展示ホール及び第3展示ホール(台湾北部・台北市信義区)にて開催される。この期間中、平日の開催時間は午前10時半から午後9時まで、土日は午後10時までとなる。入場は有料だが、18歳以下は無料となる。(文化部提供、中央社)
第25回台北国際書展(ブックフェア)が2017年2月8日から13日までの6日間、台北世界貿易センター第1展示ホール及び第3展示ホール(台湾北部・台北市信義区)にて開催される。今年は「テーマ国」を設けず、執行機関である財団法人台北書展基金会がテーマパビリオン「読享時光(Sharing The Joy Of Reading=読書の喜びを分かち合う)」を設置。入場者を読書へ誘い、読書への関心を呼び起こす。
 
今年のメインビジュアルとテーマパビリオンのデザインは、財団法人台北書展基金会から委託を受けたアーティストの李明道(Akibo Lee)さんが手掛けた。メインビジュアルのテーマは「読書の巨人」で、本の形をした心臓部分が回転するようになっている。これは、読書がこの時代の重要な動力であることを暗喩するとともに、読書が人の心を温かくし、他人との分かち合うためのエネルギーをもたらすものであることを象徴している。同時に、行動によって参与するというコンセプトを伝えるものとなっている。また、テーマパビリオンには「時代×読書」、「シチュエーション×読書」、「デジタル×読書」、「シェア×読書」の4つのエリアが設置される。
 
主催の文化部(日本の文部科学省に類似)は2016年7月に、台北国際ブックフェアに関して5つの改革を提示していたが、その一つに出展費用を低くし、出版業者の出展を奨励することが含まれていた。その成果として今回は、出展ブース数と出展出版社数が昨年に比べて19%増加した。このほか、平日の開催時間を午後9時までに延長して集客に力を入れる。
 
文化部はまた、「公民書エリア」と「文学及び芸術書エリア」などのテーマ別エリアを設置する。「公民書エリア」では、独立出版聯盟、台湾独立書店協会、台湾労工陣線協会などの組織が創意工夫を凝らし、「文字の迷路」、「公民 ライティング」、「廃墟と再建」エリアを設置。ひとり出版社、個人運営の書店、そしてこれらが社会で直面する様々な課題など、台湾の出版業界における新たなパワーを、ブックフェアを通して完全に再現するという。
 

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