2024/05/03

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経済

台湾のペットグルーミング検定、中国大陸の受験生多数

2017/01/11
「ペットグルーミング検定試験」の受験生87名のうち、51名は中国大陸からの短期留学生で、87名全員合格した。(中央社)
大仁科技大学(台湾最南端・屏東県)と台湾省育犬協会(TKA)は10日、「ペットグルーミング検定試験」を開催した。87名の受験者のうち51名が中国大陸からの受験生だった。
 
同検定試験受験者の87名は、すべて大仁科技大学の学生。そのうち、51名は中国大陸からの同大学の短期留学生で、今回の検定試験も受験した。受験者を階級別にみると、C級が62名(うち中国大陸からの受験生49名)、B級11名(同2名)、コンテストアレンジカット14名(すべて台湾の受験生)で、87名全員合格だった。
 
中国大陸からの受験生51人は、プードルカット、テディベアカット、ビション・フリーゼカットのトリミング、スタイリングの試験を受けた。台湾の受験生はプードルをラムクリップ(顔と足先の毛を短く刈り込むスタイル)にトリミングカットしたほか、アレンジにも臨んだ。ラムクリップだったプードルがさらにパジャマ・ダッチ・クリップやヨーロピアンクリップというスタイルにアレンジされた。
 
大仁科技大学ペットトリミング学科の呉懐慧主任によると、中国大陸には非常に大きなペットトリミング市場がある。しかし、関連の学科では獣医学にこそ重点がおかれているものの、トリミングに関しては台湾にはまだ及ばないという。そのため、ここ数年は多くの中国大陸からの留学生が台湾で関連の講座を受けている。大仁科技大学は中国大陸の山東省などと協力覚書を締結しており、台湾で取得した資格が中国大陸でも同等のライセンスとして扱われているという。

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