2024/05/02

Taiwan Today

経済

アイスホッケーでドラマ辞退、芸能人が代表選手に

2017/01/12
芸能人の許孟哲さん(写真)がアイスホッケー「2017年成人男子チャイニーズタイペイ代表チーム」のメンバーに選ばれ、近々台湾を代表して海外での大会に出場することになった。10年間努力した夢がかない、許さんは試合に意欲を見せている。(星恒娯楽提供、中央社)
芸能人の許孟哲さんがこのほど、中華民国アイスホッケー協会による「2017年成人男子チャイニーズタイペイ(中華台北)代表チーム」のメンバーに選ばれ、近々台湾を代表して海外での大会に出場することになった。許さんは、「10年間(代表チーム入りを)あきらめたことはなく、ついに自分の力を示すチャンスをつかんだ。(海外での大会に)参加するからには良い成績を持ち帰りたい」と意気込んだ。
 
許さんはアイスホッケーを始めた時から10年間、代表チーム入りをずっと夢見ていたといい、今回は番組の収録を終えると台湾北部の台北に急いで帰って代表選考会に参加、50人以上と代表選手の座を争った。
 
アイスホッケーを始めて数年は熱中していたため、台北をしばらく離れなければならない仕事には悩み、所属事務所が自分のためにドラマの仕事を受けようとしても、例えば台湾中部・台中で撮影する場合は辞退した。当時、台中市にはアイスホッケー場が無かった。許さんによると、10年間に10本以上のドラマと中国大陸での番組出演を断ったという。
 
許さんは今年2月、台湾の代表選手として日本の北海道・札幌で行なわれる「2017冬季アジア札幌大会」、並びに4月に国際アイスホッケー連盟がブルガリアで行なうアイスホッケー世界選手権ディビジョンⅢ大会(2017 IIHF Ice Hockey World Championship Division III)に出場する。
 
4月の大会は世界ランキングに関わるものだが、許さんは台湾でアイスホッケーをすることの難しさを指摘、台北に住む人たちでさえ、多目的体育館の台北アリーナでアイスホッケーが出来ることを知らず、コンサートを聴くことしか知らないと嘆く。許さんは、様々な面でリソースが足らず、大部分の人がアイスホッケーに関心が無い中、既存のリソースをまとめて少しずつでもこのスポーツを紹介していく考えを示し、今回、皆が台湾にもアイスホッケーの代表チームがあることを知ってくれて大変うれしいと話した。
 
 

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