2024/05/19

Taiwan Today

経済

台湾の「コミケ」、会場でオリジナル作品販売競争

2011/07/29
台湾の漫画産業は台湾の独創的なオリジナル作品へと発展しつつある。行政院新聞局でも優れた作品を表彰する「金漫奨」を設けて産業の発展を後押ししている。
日本の同人誌即売会、「コミックマーケット」の台湾版とされる、「ファンシーフロンティア(FF)」が30日に台北市内の国立台湾大学体育館で開かれる。18回目となる今回、会場に設けられるブースは1000以上。今年は会場で「オリジナル漫画販売競争」を初めて実施、漫画サークル10組がオリジナル作品を会場で販売してその売り上げを競う。著名な漫画家も参加し、日本の人気テレビ番組、『TVチャンピオン』のパターンで盛り上げる。 行政院新聞局が授与するストーリー漫画賞受賞経験者で、フランスでの展示会にも参加したAKRUの『荒山伏珠記』、仏アングレーム国際漫画祭に参加した漫画家、陳弘耀の『時間遊戯』、美術展覧会のヴェネツィア・ビエンナーレに参加し、ファンの強い支持を受けるVIVAの『羅馬魚場』などが参戦する。競争に参加する10作品は最低千部印刷、30日午前10時半から31日の午後2時までの販売部数で勝敗を決する。優勝賞金は3万台湾元。 また、『鋼鉄少女 バトルシップガール』が日本の漫画月刊誌で連載され、日本のアマゾンの部門別セールスでトップとなった皇宇、惟丞は台湾版の単行本を発売。『少年ジャンプ』に作品が掲載された彭傑も新作『方舟奇航』の単行本をリリース、30日午後1時半には会場でサイン会を開催する。

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