台湾は華人の文化的重鎮。華人の伝統的な文化・芸術、正体字の保存発展で世界をリードする。（文化建設委員会より）
台湾は華人の文化的重鎮であり、世界に向けて「台湾の特色ある中華文化」を広めていく。行政院文化建設委員会と関連の政府部会は、海外における台湾の文化拠点である「台湾書院」を設置する政策を推進しており、4日には、まず今年10月に米ニューヨーク、ロサンゼルス、ヒューストンの三箇所に台湾書院を開設すると明らかにした。これは第一波で、将来的には欧州やアジア各地にも広げていく予定。
文化建設委員会によると、台湾書院の具体的な取り組みは、デジタル情報を統合するプラットホームの構築、中国語教育と正体字（繁体字）の普及宣伝、台湾研究と漢学研究の成果の統合、台湾書院奨学金の実施、多元的かつ精緻な台湾文化の対外輸出、台湾書院と連絡拠点の設置などで、デジタルプラットホームと実体のある施設の二本立てで進めていく。
文化建設委員会は、台湾は漢学研究、伝統的な文化と芸術、正体字による中国語文などの保存と発展で、中国語を使用する他の地域より優れており、先進的なデジタル技術と結びつけて普及に努めれば世界の注目を集めることになると自信を見せている。