2024/05/06

Taiwan Today

経済

台湾を「アプリ王国」に、産官学が提携

2011/08/11
モバイルアプリのダウンロード件数は、今年の延べ177億件から、3年後の2014年には10倍以上の1,850億件へと、爆発的な成長が見込まれている。
経済部工業局は10日、スマートフォンやタブレット型パソコンなどのモバイルデバイス向けアプリケーションソフトの開発に対する、政府の支援事業をPRする「App産業推進記者会見」を行った。同局の主導のもと、工業技術研究院(工研院)、携帯電話キャリア、ソフトウェア開発メーカーなど産官学が、システム統合やコンテンツの開発で提携し、台湾を世界で最も活気に満ちたアプリ王国にすると宣言した。自作アプリのプラットフォームを一般に開放するほか、アプリの達人を選ぶテレビのオーディション番組の制作でも協力していく。 同部は今年初め、スマートフォンなどハンドヘルドデバイス産業を促進するプロジェクトチームを立ち上げた。今回のアプリ産業支援を合わせ、ハードウェアの付加価値をさらに高め、台湾のICT(情報通信技術)産業の生産額を拡大すると同時に、若年層の就業機会を創出する方針だ。 注目を集めるオーディション番組「App Star高手争覇戦」は、9月17日からテレビ放送を開始する。実用性とオリジナリティ、商業性、芸術性の各方面から総合的な審査を行う。12月初旬に総合チャンピオンを決定する予定。開発者はこのオーディション番組に出場することで、多くの人に作品を目にしてもらうことができる。また、動画サイトにも中国語と英語で番組をアップロードし、世界に台湾の人材の質の高さをアピールしていく方針だ。 また、工研院は自作アプリのプラットフォーム「App123創作服務平台」を提供し、無料で一般市民に提供する。自作のテキストや画像をプラットフォームにアップロードしたのち、ファイル形式を変換、プレビュー、パッケージの3ステップで素人でも簡単に自作アプリを作成できるという。

ランキング

新着