2024/05/05

Taiwan Today

経済

黒潮越え感謝届ける「日台黒潮チャレンジ」開催へ

2011/08/16
チャレンジのゴール、宜蘭県蘇澳の豆腐岬。(行政院農業委員会のサイト「農業易遊網」より)
沖縄の与那国島から宜蘭県蘇澳までを、リレーで泳いで渡る「日台黒潮泳断チャレンジ」が、9月17日から19日まで開催される。東日本大震災の被災地に向け約200億円近い義援金が集められた台湾に、日本からの感謝の気持ちを届けるのが目的だ。 与那国島から蘇澳までは直線距離で110キロメートル。コースは危険を避けるために南西方向へ迂回し、その後北上する150キロメートルで、2日間で泳ぎ切るのを目標とする。蘇澳に到着後、岩手、宮城、福島の被災3県の県知事からの感謝状を馬英九総統に届ける予定だ。 このプロジェクトを主催する「2011日台黒潮泳断チャレンジ実行委員会」では、チャレンジに参加するスイマーを募集中している。海で20キロメートルを5時間30分以内で泳ぐことができるのが条件。 日台スポーツ・ 文化推進協会の松本彧彦理事長は、このチャレンジの意義について「飛行機に乗るほうが速いが、流れの速い黒潮を渡ることでこそ、初めてわれわれの感謝の気持ちを表すことができる」と語った。また、海部俊樹元総理やソフトバンク王貞治球団会長など、数多くの著名人からも応援メッセージが寄せられている。 中華民国成人游泳協会の陳栄坤栄誉層会長は、「台日間の黒潮を泳いで渡るというのは、前人未踏のチャレンジ。海上でサメに遭う可能性もあるため、日本からだけでなく台湾からも巡視船を派遣し保護する」と表明した。また、蘇澳での到着を海上水泳チームが迎える方針を示した。

ランキング

新着