主計処は今年の経済成長率は欧米経済の影響で5％を割りこみ、4.81％になると予想している。（中央社）
行政院主計処は18日、今年の経済成長率予測値を、7月に予測した5.01％から0.2ポイント引き下げ、4.81％に修正すると発表した。欧米の景気が停滞しつつあることが原因。一人当たりGNP（国民総生産）は初めて2万米ドルを突破、2万1280米ドルになると予測。また、大規模な自然災害の影響が無ければ、CPI（消費者物価指数）上昇率は1.59％と安定した水準を維持すると予想した。
また、来年の経済成長率は4.58％と予測。主計処の高官は、世界的な経済環境の影響を受け、台湾の経済成長は来年スローダウンするとしている。来年の世界経済について主計処では、日本の復興需要により、世界経済の成長率は今年の3.1％から3.6％に拡大すると予想した。