2024/05/06

Taiwan Today

経済

ノーベル平和賞受賞者、「平和」で交流

2011/08/22
「和平祈念日」活動に参加するデクラーク元南アフリカ大統領(中央右)、地雷禁止国際キャンペーンのソン・コサル青年大使(右)。蕭万長副総統(中央左)と平和への願いを分かち合った。(行政院文化建設委員会)
ノーベル平和賞を受賞したフレデリック・ウィレム・デクラーク元南アフリカ大統領(1993年に受賞)、ならびに「地雷禁止国際キャンペーン」(1997年に受賞)のソン・コサル青年大使が、行政院文化建設委員会が23日に金門和平記念パークで行う「和平祈福日(平和祈念日)」活動に特別ゲストとして参加する。21日には訪台記者会見が台北市内で開かれた。 この記者会見には蕭万長副総統も中華民国建国百年(2011年)祝賀活動準備委員会主任委員として出席、中華民国は過去百年来、平和を追求するという信念を貫き、「愛と平和」が国民全体のコンセンサスになっていると強調、「和平祈福日」活動へのこれらゲストの出席は中華民国への高い評価と励ましを意味すると喜んだ。 デクラーク氏は、平和への道で最も難しいのは皆にあきらめない気持ちを持たせることで、共に平和賞を受けたネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領と同じ願いで人々を平和の道へと説得する作業は困難を極めたと話した。また、「地雷禁止国際キャンペーン」のコサル女史は、12歳のときから地雷禁止運動の署名活動に参与、一度はあきらめたが、その後二人の友人が地雷で両足を失ったことからカンボジアのみならず世界のためにと活動を再開、これまでに156カ国の署名を得たと説明した。コサル女史は、子供が笑顔や身体の一部、そして命を無くすのは耐えられないとし、地雷撤去と被害者支援のため、より多くの資源が得られるよう希望した。二人は、台湾の、中国大陸に対処する方法や地雷撤去活動、国際的な人道支援を高く評価した。 8月23日は、台湾海峡で中国大陸に極めて近い位置にある離島、金門と中国大陸との間の砲撃戦(1958年)、「823砲戦」が始まった日。

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