2024/04/29

Taiwan Today

経済

台湾映画二作品が釜山映画祭にノミネート

2011/08/25
『星空』の林書宇監督。長編処女作の前作『九降風』(2008)は東京国際映画祭でも上映されるなど高く評価された。(台湾電影網ウェブサイトより)
今夏の大作映画『セデック・バレ』がベネチア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされたのに続いて、台湾の『星空』、『帰来的人』が第16回韓国の釜山国際映画祭の「ニューウェーブ」部門にノミネートされた。アジアの11作品と同部門グランプリを争う。前回、同部門でノミネートされた台湾の作品は、陳芯宜監督による4年前の『流浪神狗人』。 林書宇監督の『星空』は国際的に知られる台湾の絵本作家、幾米の絵本が原作だが、台湾の映画製作チームが幾米の作品を実写化するのは初めて。徐嬌、林暉閔、レネ・リウ、ハーレム・ユーらが主演、コンピューターによる効果を多用して絵本でのファンタジーを再現する。 『帰来的人』の監督、趙徳胤さんはミャンマーの華僑で29歳。就学のため16歳で台湾にやってきて台湾科技大学で学んだ。大学時代にも台湾国際学生映画賞を受けている。3年前にミャンマーに一時帰国した時の感想を原案に、台北で長期にわたってアルバイトをするミャンマーの青年が正月に帰国し、疎遠に感じる一方で親しみのある環境で新たな生活を見つけていく姿を描く。

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