2024/04/30

Taiwan Today

経済

マンゴー対日輸出、過去最高を更新

2011/08/29
台湾マンゴーは色鮮やかで香り高く、口当たりがなめらかで世界的な競争力を備えている。(中央社ニュースサイトより)
行政院農業委員会(農委会)の26日発表によると、今年7月末までの日本へのマンゴー輸出量は前年比15.4%増の1,141トン、輸出額は同26.3%増の821万米ドルに達し、ともに過去最高を更新した。 農委会はマンゴー農家の日本市場開拓を支援するため、4年前から「対日輸出マンゴー安全管理体系」を立ち上げ、登録による輸出業者との1対1の協力モデルを確立した。収穫前および燻蒸(くんじょう)処理場での輸出前抜き取り検査による残留農薬検査を厳しく実施、日本の基準に合致しているものから輸出許可文書を発行し、品質と安全を確保した上での、日本へのマンゴー輸出が速やかに進むようになった。 また、この安全管理体系の実施後、日本の残留農薬基準を超えたことはないため、日本での輸入手続きにおいて、昨年からは従来の梱包ごとの検疫検査を止め、一般の農産品と同様、ランダムでの抜き取り検査とすることに日本側が同意した。マンゴーの日本到着後に速やかに通関手続きを完了させることができ、通関の時間短縮だけでなく、台湾マンゴーの安全および質のイメージ向上が実現した。 農委会は台湾の主要な輸出果物であるマンゴーの輸出市場の拡大に向け、国内の関連企業と外国の流通業者との提携を促進。日本や香港、上海に台湾農産品の販売拠点を設置し、特売会などのキャンペーンを行っている。今年7月末までの海外向けマンゴー輸出量は3,219トン、輸出総額は1,334万米ドルに達した。

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