2024/05/06

Taiwan Today

経済

三太子、サハラ征服の旅へ

2011/08/30
参加メンバーの最年少は16歳、女性ランナーも1人。(中央社)
伝統芸能のパフォーマンスを行うグループ「九天民俗技芸団」が、ウルトラマラソンの林義傑(ケビン・リン)選手とともに、7日間で250キロメートルを走るサハラ砂漠横断マラソンに挑戦する。同グループは17キログラムの三太子(伝説の人物)の着ぐるみを着けて参加する。台湾の民俗芸能である三太子のサハラ遠征は初めてで、世界に台湾の生命力と文化の活力をアピールしたいと意欲をみせている。 この計画は9月28日に出発、マラソンレースは10月2日から8日まで。7日間にわたり、昼間の最高気温が50℃に達し、夜は10℃まで冷え込むという、昼夜温度差の激しい過酷な環境の中、250キロメートルを走る。三太子を着る選手が暑さで倒れてしまわないよう、着ぐるみには穴を開けて通気孔とする。 台中市では29日、「サハラ征服計画―台湾チーム結成の誓い」と題した壮行式が開催され、胡志強・台中市長が激励の言葉をかけた。中華民国建国100年を祝う一連のイベントの中でも、最も過酷な挑戦となる見込み。 「九天民俗技芸団」は台中で結成されたグループで、特に台湾の民俗文化に根ざしたパフォーマンスを行っている。林義傑選手は、南極、ゴビ 、サハラ、チリ砂漠で行われた四大極地マラソンで最優秀ランナーに輝いたアスリートで冒険家。

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