2024/05/05

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幻想的な「金門坑道音楽節」、市民を無料招待

2011/09/06
5日に実際の会場でリハーサル演奏を行うチェリストの張正傑氏(右)と琵琶演奏家の林軍汎氏(左)。(中央社)

水が流れるトンネルを会場としたユニークなコンサート「金門坑道音楽節」が、10月22日~23日に、金門島の翟山坑道で開催される。チェリストの張正傑氏が芸術監督を務め、無料で一般市民を招待する。コンサートは6回、1回につき聴衆250人、計1,500人の招待を予定しており、金門国家公園管理処で9月13日から先着順で申し込みを受け付ける。同管理処ウェブサイト(http://www.kmnp.gov.tw)の申し込みページ、または専用FAX番号(082-313184)宛てに、名前、出生年、電話、住所、希望の集合場所(中山林遊客中心または県立体育館正門)、時間を記入して送信するか、同管理処解説教育課の電話(082-313183、8時30分~17時)でも申し込みを受け付ける。

翟山坑道は1963年に軍事用途で設置された、小型上陸艇の基地としても使用できるA字型戦備水道で、全長357メートル、幅11.5メートル、高さ8メートル、小型上陸艇42隻の収容が可能。1998年に一般の見学に開放された。

金門国家公園管理処によると、このコンサートは2009年から始まり、今年は3年目、既に金門の名物となりつつある観光イベントだ。翟山坑道はもともとが軍事用途ながら、花崗岩の洞窟が天然の音響効果を生み出し、波がゆらめく美しさが加わることで、聴衆にはここでしか体験できないロマンチックで優雅な音楽の饗宴を楽しんで欲しいとしている。チェロの張正傑氏や、ハープ、バイオリン、ビオラ、ソプラノのほか、琵琶も加わったアンサンブルの演奏を予定している。

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