2024/05/06

Taiwan Today

経済

8月の消費者物価指数、前年比1.34%上昇

2011/09/06
生活必需品のCPI上昇率は全体平均を上回っており、市民の間では物価上昇感が高まっている。(中央社)
行政院主計処の5日発表によると、8月の消費者物価指数(CPI)は107.08(2006年=100)ポイントで、前月比0.03%上昇、前年同月比1.34%上昇だった。1~8月平均では前年同期比1.43%上昇した。 同処の説明によると、今年8月は中元節(旧暦7月15日)にあたり、供え物に使用されるものの需要が前月比で増加。このため野菜と果物がそれぞれ前月比8.01%、同1.92%上昇、卵も供給減で同3.50%上昇となった。一方、夏物のセールにより衣類が同3.32%下落したことなどで、全体的にはほぼ横ばいとなった。 また、前年比でみた場合、全体では上昇幅は1%台だったが、米・小麦粉・砂糖・卵・サラダ油など、行政院物価安定チームが監視する16項目の生活必需物資について、上昇幅が平均3.7%に達したため、市民の物価上昇感が強まっているもようだ。中でも卵は9.46%、食用油は6.68%、穀類およびその製品は5.00%の上昇となっている。 なお、同時に発表された卸売物価指数(WPI)は112.35ポイントで、前月比0.20%上昇、前年同月比3.85%上昇だった。1~8月平均は前年同期比3.93%の上昇。 うち、輸入物価指数は台湾元換算で前月比0.15%下落したが、日本円高の影響で、日本からの輸入が多い機械・光学および精密機器類が1.63%上昇し、機械設備コストを押し上げている。 また、前年比では、石油製品や化学材料、基本金属などが高値で推移していることにより、輸入物価指数が台湾元換算で6.41%上昇。前年同月から米ドルに対し10.17%高値となっている台湾元高の要素を除き、米ドル換算とすると17.23%上昇となった。

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