2024/05/03

Taiwan Today

経済

台湾の国際競争力、8項目で世界一

2011/09/08
WEFのガイガー副所長は、台湾の国際競争力は力強く、安定的に成長していると評価した。(写真はガイガー氏提供、中央社)
世界経済フォーラム(WEF)が7日発表した「2011年版世界競争力報告」で、世界142カ国のうち台湾の総合順位は前年と同じ13位、過去5年で最高の5.26ポイントで前年から0.05ポイントわずかに上昇した。また、世界一となった調査項目が過去最高の8項目となり、計10項目が世界で上位3位に入った。行政院経済建設委員会(経建会)は「調査対象国が前年の139カ国から3カ国増加した中で、ランキングが上位10%を維持できたことは、世界景気の回復が鈍化する中、わが国が堅実な競争力を保っていることを示している」と説明した。 世界一となった項目は「金融サービス業の手数料の安さ」、「産業クラスタの成熟度」、「100万人当たりの特許保有件数」、「インフレ率(の低さ)」、「現地市場の競争の激しさ」など。また「株式市場での資金調達のしやすさ」が2位、「給与と生産力の関連性」が3位。5位となったのは「政府の政策決定の透明性」、「数学と科学の教育の質」、「科学者とエンジニアの充実度」、「自国内のサプライヤーの数」。 なお、1位はスイス、2位はシンガポール、3位はスウェーデン。日本は前年から順位を3ランク下げ9位だった。 台湾はこのほか、スイスの調査研究機関、国際経営開発研究所(IMD)が5月に発表した国際競争力ランキングで世界6位と、前年から2ランク上昇した。さらに、ビジネス環境リスク評価を行う米BERIの「投資環境評価報告」では、今年2度目の報告(8月)で3位と、前回から1ランク上げた。

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