2024/05/04

Taiwan Today

経済

中鋼と住金のベトナム合弁事業、工場にくわ入れ

2011/09/09
8日行われたCSVCのくわ入れ式。(CSC提供)
中国鋼鉄(CSC)の海外での最大投資となる、住友金属工業とのベトナム合弁事業「中鋼住金越南公司(CSVC)」は8日、ベトナム南部バリアブンタウ省で建設する工場のくわ入れ式を行った。酸洗・冷延・表面処理・電磁鋼板の製造・販売を行う同工場は2012年末に完成、2013年からテスト生産および量産体制に入る予定だ。中鋼グループにとって、東南アジアの自動車市場および家電市場向け製品のシェア拡大に向けた重要拠点となる見通し。 CSCの鄒若齊董事長によると、住友金属との合弁事業によるCSVCの総投資額は11億5,000万米ドル。同社にとって海外で最大の投資事業で、海外で初めての自社工場となる。 住友金属の友野宏社長はあいさつで、「CSVCの使命はベトナムと東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国に、高品質の鉄鋼製品を提供し、現地の経済成長に積極的に寄与すること」と指摘。台湾と日本、ベトナムと3つの異なる地域の人々が団結して生まれたCSVCが、ベトナムという国で多国籍企業の文化と斬新な価値観を持つ企業精神を造り上げたいと語った。 くわ入れ式は台湾と日本、ベトナムの現地政府などから関係者400人以上が参加する盛大な式典となった。

ランキング

新着