2024/05/02

Taiwan Today

経済

新竹バイオメディカルパーク、投資総額16億元に

2011/09/16
パーク内の病院では臨床試験などの最先端の研究を進める予定だ。(新竹サイエンスパークのウェブサイトより)
バイオ医療産業の拠点として整備が進んでいる「新竹バイオメディカル・サイエンスパーク(新竹生物医学園区)」は、既に12社の入居と総額16億1,500万台湾元(約42億日本円)の投資が決定していることが、誘致に取り組んでいる新竹サイエンスパーク(新竹科学工業園区)管理局の報告で明らかになった。2013年までにさらに18億台湾元(約47億日本円)の投資を見込む。 同管理局によると、新竹バイオメディカル・サイエンスパークは総面積38.1ヘクタール、うち公共施設が14ヘクタール、企業などが利用できる部分が24.1ヘクタールとなっている。同パークは病院や研究開発センター、育成センターなどの大型施設を核として運営・管理する方針だ。 パーク内の病院は行政院衛生署が運営。当初は研究を中心にし、救急・重症患者の治療機能も持たせたいとしている。ベッド数は200床、総経費は18億台湾元を予定。 研究開発センターは6階建て、面積3万3,013平方メートルで、建設費は12億8,600万台湾元(約33億5,000万日本円)、来年にも着工し、2013年の竣工を目指す。 5月に供用開始を宣言したバイオテクノロジービル(生技大楼)は、36ユニットの工場施設を備える。管理局によると、投資計画が認可された12社は、新・薬物輸送システム(DDS)、インプラント、人工関節、ハイエンドの医療設備を手掛ける企業などだという。 同パークは当初、5.03ヘクタールを産業用地とする。政府はバイオ医療産業の推進を進めており、今後5年間の関連産業の売上高について年平均25%成長、1,500億台湾元(約3,900億元)の投資を促し、10年以内に関連企業100社の設立を目標としている。

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