2024/05/07

Taiwan Today

経済

故宮博物院、所蔵68万点から選りすぐり133点を展示

2011/09/23
故宮博物院ウェブサイト(https://www.npm.gov.tw/)は中国語のほか、日本語、英語、韓国語、フランス語でも最新情報を発信している。(同博物院ウェブサイトより)

台北市の国立故宮博物院は、きょう(23日)から68万点にも及ぶ所蔵作品の中から選りすぐりの133点を展示する企画展「精彩一百 国宝総動員」を行う。同博物院によると、歴史性、重要性、希少性、芸術性、人気から少なくとも3項目でポイントの高い作品を総合的に選定した。また、一般市民のオンライン投票の結果も考慮されている。来年1月3日まで、3期に分け展示される。 展示される作品のうち代表的なものに、書道界を代表する書家、王羲之(おうぎし)の「快雪時晴帖」(4世紀)や、蘇軾(そしょく、蘇東坡=そとうばとも)の「書黄州寒食詩(黄州寒食詩巻)」(11世紀)、同博物院所蔵の三大北宋山水画「早春図」「谿山行旅図」「万壑松風図」(10~12世紀)などがある。また、清の乾隆帝の勅命により編さんれた当時の世界最大の叢書(そうしょ)、文淵閣『四庫全書』は初公開。これらの作品を鑑賞する機会は通常3~4年に一度のため、一堂にそろう今回の展示はまたとないチャンスと言える。 このほか、見ものとなるのは、新石器時代の玉器や、西周末期の毛公鼎(もうこうてい)という三本足の銅器など紀元前の文物から、清の乾隆帝の時代に作成された台湾地図といった珍しい史料など。

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