2024/05/04

Taiwan Today

経済

米グーグルが台湾の彰化にデータセンター

2011/09/29
米グーグルは台湾彰化の各種条件を評価、データセンターを設立することに。(中央社ニュースサイトより)

アメリカの検索エンジン大手、グーグルが28日、台湾中西部の彰化県にデータセンターを設置すると発表。敷地面積は15ヘクタールで1、2年内に運営を開始する。当初の投資額は1億米ドルで、中華民国(台湾)経済部は計画の円滑な執行をサポートする。グーグルでは香港とシンガポールにも同じ時期にデータセンターを設ける方針。

1997年に創設されたグーグルは、わずか数年間で、世界最大の検索エンジンと情報サービスを提供する事業体に成長しており、台湾でのデータセンター設置は同社の世界戦略の一環。

経済部では、グーグルの投資計画発表を受け、中国大陸との安定した政治環境と緊密化するビジネス面での交流、台湾における整備された情報通信インフラ環境、ならびに世界トップクラスのICT(情報通信技術)ハード産業、そして、欧・米・アジアの三大陸をつなぐ海底光ケーブルの敷設など、台湾における様々な条件が、国際企業がアジア太平洋地域に設ける情報運営センターのデータ保存と外部でのバックアップのニーズを満たしていると説明している。

グーグルでは、アジアではインターネット人口が増え続け、世界で成長が最も速い地域になっていると、台湾におけるデータセンター設置の理由を説明。台湾でのデータセンターは、同社が世界で適用している技術レベルと環境保護の基準に合わせたものとなるため、アジアで最も効率的で環境保護を意識したデータセンターの一つとなる。

同社では、運営開始後は正式な職員5人から20人、そしてコンピューター技術人員、エンジニア、飲食施設と警備などで若干の契約人員を雇うことになるとしている。グーグルは現在、アジア太平洋地域では台湾などに15の事務所を設置、数千人の職員が働いている。

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