ナノテクノロジーに関する新製品や新技術が発表される、2011台湾国際ナノテクノロジー見本市が5日、台北世界貿易センター1号館Bエリアで開幕した。
オープニングセレモニーでは、経済部の黄重球次長（事務次官）が、ナノテクの発展のプロセスにおいて、広く応用が期待されるリチウムイオン電池や半導体などの分野に加え、材料分野においても改良を促し、さらに従来産業である農業への応用でも農産品の差別化が図られ、さまざまな付加価値を生み出していると指摘した。このほか、発光ダイオード（LED）やグリーンエネルギー産業、高機能の蓄電材料などでも大きな進歩がみられ、消費者になじみの深い製品にも新たな発展の道が広がっていると述べた。
同見本市は今年9回目で、開催は7日まで、入場無料。見本市に合わせ、国際ナノテク・イノベーション・コンテストや、透明導電膜技術・応用国際交流シンポジウム、ナノ材料医療製品関連法規に関する国際シンポジウム、ナノテク製品商機フォーラムなど、ナノテクに関するシンポジウムやフォーラムなどの各会合を同時開催する。概要や同時開催のイベントなど、同見本市公式サイトhttp://nano.tca.org.tw（中国語・英語）で紹介している。