2024/05/08

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経済

新北市が山本氏記念碑を整備

2011/10/06
新北市では、台北州海山郡の水道衛生工事などを見つめてきた山本氏記念碑を整備する。5日に着工。(中央社)

新北市が山本氏記念碑を整備する。新北市中和区瑞穂配水池は新北市の指定する古跡。日本統治時代の1929年に作られた。ここの水は主には当時の「板橋街庄」住民の使用に供され、浄水機能もあった。ここにある山本氏記念碑は当時の板橋街長、配水池を作った山本義信氏の業績を称えるもので、1933年に建立された。

新北市政府文化局では、山本氏記念碑は日本統治時代の「台北州海山郡」(当時)における水道衛生工事、ならびに土城炭鉱の興亡史、「街庄」の昇格、教育の奨励を見つめてきたとその意義を説明。文化局をはじめとする関連部署では5日に整備修復工事に着手、完成後は碑文を通じて、台湾と日本の重要な歴史を記すことと、市民が文化と歴史を愛し、重視することにつながればと期待している。文化局文化資産科の曾継田科長によると、記念碑が不安定になっていることから、工事では基礎部分の強化と記念碑の洗浄を行い、さらにこの記念碑の歴史を紹介し、碑文内容を説明する施設を設ける。順調ならば12月5日に完了する。

地元の高齢者によると、当初、土城山本炭鉱では石炭を洗うための水をさがし、最終的に「中和庄」(当時)の水源地に泉を発見、これを旧板橋駅に引いて石炭を洗ったという。

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