2024/05/04

Taiwan Today

経済

故宮博物院南院、2015年に竣工へ

2011/10/07
呉敦義行政院長(中央左)は6日、国立故宮博物院の南院建設は18日に着工すると宣言した。(中央社)

呉敦義行政院長は6日、敷地面積70ヘクタールの故宮南院園区建設は18日に正式に着工、2015年には竣工させると宣言した。故宮南院は台北にある国立故宮博物院の分院で、台湾南部の嘉義県太保市に建てられる。故宮博物院が収蔵する、「翠玉白菜」など代表的な宝物の南部への移動展示や、収蔵文物の交流が行われる。

呉行政院長によると、故宮南院の位置づけは「アジア芸術文化博物館」で、アジア各国の文物を主に収蔵。また、将来的には中国大陸と交流する可能性も排除せず、中国大陸の文物を借り受けて展示することも考慮するという。

故宮南院の計画は持ち上がってすでに数年が経過、入札での問題や浸水の問題で実行が遅れていた。呉行政院長は、世界レベルの博物館となる故宮南院に関する問題はすでに解決されたと説明、庭園や人工湖などの施設も含めた故宮南院園区全体を2015年にオープンさせるとしている。

故宮南院には、アジア宗教芸術、アジア織物、アジア茶文化、アジア陶磁器、嘉義の発展史の五つの常設展スペースが設けられるという。

 

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