台北で開かれる映画見本市、台北金馬国際フィルムフェスティバルでは日本のスターの訪台が話題に。今年の同フェスティバルではクロージング作品として、宮﨑あおいさんと堺雅人さん主演の『ツレがうつになりまして』を上映。同作品の佐々部清監督と宮﨑あおいさんが訪台する。宮﨑さんと堺さんの共演は、台湾でも放送されて人気を呼んだ大河ドラマ『篤姫』以来。
また、三浦春馬さんが今年の同フェスティバルで特集される青山真治監督と共に参加。三浦さんは、『恋空』で2009年日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、新世代の人気俳優。三浦さんは、青山監督がロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受けた『東京公園』で、カメラマンを目指す大学生を演じている。フェスティバルでは青山監督の作品、『Helpless』、『EUREKA』、『サッド ヴァケイション』、『東京公園』が上映される。また、11月13日には国賓影城で青山真治監督と台湾の映画監督、鴻鴻さんによる対談が開かれる。
今年の金馬国際フィルムフェスティバルのもう一人の特集監督は、日本のアニメーション作家、新海誠さんで、『彼女と彼女の猫』、『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、ならびに最新作の『星を追う子ども』が上映される。11月7日には新光影城で、新海さんと台湾の音楽作家、雷光夏さんの対談が行われる。
台北金馬国際フィルムフェスティバルは11月3日から24日まで、台北の映画館三箇所を使って開催される。中国語作品を対象にした華人社会のアカデミー賞、金馬奨の授賞式典は新竹市政府文化中心演芸庁で11月26日に行われる。また、11月22日から24日までは投資を誘致する作品を紹介する金馬プロジェクト・プロモーションも開かれる。