2024/05/07

Taiwan Today

経済

台湾国際テキスタイルフェア、過去10年で最大規模で開催

2011/10/12
TITASは来年から台北世界貿易センターの南港展覧館に会場を移して行われる。(公式ウェブサイトより)
繊維・紡織の国際見本市、台湾国際テキスタイルフェア(TITAS)が12日から14日まで、台北世界貿易センター1号館のA・Dエリアで開催される。1997年の初回から、オールマイティなサービスを心がけながら、機能・エコロジー・流行の3つのニーズを満たす、繊維、紡織糸、布地、衣料、補助原料、付属品などの展示を行っている。 15回目の今年は、12カ国・地域から345社が出展、計580ブースの開催規模は過去10年で最大だ。見本市を最大限に活用するべく、主催者の中華民国紡織業拓展会(紡拓会)は、22カ国・地域から77の世界的なブランドを招き、700件以上の調達商談会を行う。 台湾から出展する主なメーカーは、台塑集団(台湾プラスチックグループ)、遠東新世紀、永光集団(エバーライト・ケミカル)などの企業。また、南台湾紡織研究開発聯盟(STTRA)といった、化繊などの材料から衣料・手袋などさまざまな製品まで、川下~川上の同業者団体・協会15団体と企業が一堂に出展する。 海外からは、韓国のテグ国際繊維博覧会(PID)やインド繊維業界連合会(CITI)のほか、日本の新内外綿などが連続出展。また、福井県繊維卸商協会はこのたび初出展する。なお、両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(早期の実施項目)に該当する品目の関税引き下げが今年から開始したことで、中国大陸からは69社が出展する。 このほか、流行をテーマにした2012~13年秋冬物の展示も行われる。テーマは「Fun」、「Less」、「Dimension」、「Kitsch」の4つ。また最新の色彩や機能繊維などの展示も行い、業界の最先端の流れを知ることができる。 紡拓会によると、昨年の業界の生産額は5,000億台湾元(約1兆2,600億日本円)、今年はさらに200億~300億台湾元(約505億~756億日本円)成長する見通しだ。

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