Taiwan Today

経済部の林聖忠政務次長は14日、英国下院内で行われた、台湾と欧州連合（EU）との経済協力協定（ECA）の研究発表会において、「台湾の強みは、東アジアの経済統合において重要な役割を果たしていることであり、台湾とEUのECA締結は、EUおよび英国の利益に合致するものである」と表明した。 英国下院では同日、独立系シンクタンクの欧州国際政治経済センター(ECIPE、2006年設立）に委託して行われた、台湾・EU間のECAに関する研究結果が報告された。 同研究報告によると、台湾と中国大陸による両岸経済協力枠組み協議（ECFA）の締結が、台湾とEUによる自由貿易協定（FTA）やECAへの道筋をつけたとし、ECAが締結されれば、欧州は情報通信技術（ICT）、電話・通信、自動車、医薬品、交通、金融、財政・経済といったさまざまな分野での競争力を向上させることができると指摘した。 同報告はまた、台湾とEUのECAが調印されれば、EUによる中国大陸との貿易関係拡大に寄与し、特にICT分野などで台湾を中国大陸市場への入り口とすることができると提言した。