2024/05/02

Taiwan Today

経済

台湾、省エネCO2削減政策遂行で豊かな効果

2011/10/17
経済部エネルギー局が定める、省エネの度合いを示す「エネルギーラベル」。商品に貼られる。(エネルギー局サイトより)
中華民国(台湾)では省エネCO2削減政策を着実に実行してきたことから、国内総生産(GDP:1000台湾元=約2564日本円)当たりエネルギー消費量は7年連続で低下、2008年から2010年までの3年間で節約したエネルギー費用は3007億台湾元(約7685億日本円)に上った。今年上半期のGDP当たりエネルギー消費量は昨年同期比で3.93%低下、GDPがプラス成長を維持している中、エネルギー使用の改善幅は過去最高の1年となった。また、経済部エネルギー局によるプロジェクトとしての補助により、全国の公道と都市部の道路システムは全部LED照明による信号機に更新された。

経済部エネルギー局によると、「国家省エネCO2削減総計画」では、台湾における省エネCO2削減の様々な面をカバーする模範的な十大プロジェクトをまとめている。そしてさらに35項目の計画により、各政策の方向と執行での主軸を強調する。各界の努力の下、台湾のGDP当たりエネルギー消費量は2003年の9.99リットルOE(石油換算量)から7年連続で低下、2010年には8.47リットルOEまで下がり、過去最低を更新。2008年から2010年までは年平均で2.72%低下した。

照明での省エネについて、経済部では「グリーンエネルギー産業夜明け方案行動計画」に基づき、LED照明の一連の応用模範計画を実施、業者がLED照明を国内の市場で応用するのに協力してきた。2009年からは、プロジェクト形式で各地方自治体の道路信号のLED信号への更新を促し、今年9月にはすべて完了、全国の公道と都市部の道路にはすべてLEDによる信号機が整備された。

経済部エネルギー局では、LEDによる信号機は電気を85%節約でき、年間での節約量は2億4700万キロワットアワーになるという。

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