2024/05/04

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3Dアニメ映画『孫中山』、日活・テレ東など日本企業3社が協力

2011/10/18
契約に署名するテレビ東京の大木・国際戦略室長(右から3人目)。(中央社)

「中華民国建国の国父」と呼ばれる孫文を描く、台日中合作の3Dアニメーション映画『孫中山』の制作に、テレビ東京と日活、特撮スタジオ「白組」の日本企業3社が協力する。17日に日本側のチームと協力に関する契約署名が行われた。公開は来年10月を予定、中国語圏アニメ市場をターゲットとする。

同映画の監督を務めるのは、アニメーション『小太陽(The Little Sun)』で昨年の金鐘奨を受賞した邱立偉監督。プロデューサーは周守訓立法委員(国民党)、エグゼクティブ・プロデューサーは中央大学大学院・哲学研究科の馮滬祥教授が担当し、脚本はピーター・チャン監督の『ウォーロード/男たちの誓い』などを手掛けたチームが執筆する。

日本チームは主に技術的な面を担当する。資訊工業策進会(資策会)と日本総合研究所の提携で今年8月に設立された、デジタルコンテンツの台日中協力プラットフォーム「デジタルコンバージェンス(数位匯流)文創聯盟」を通じ、「孫中山アニメーション聯盟」を組織。技術のほか製作委員会方式など日本のノウハウを取り入れる予定だ。また、写真集やゲーム、出版物、グッズなども製作し、日本企業の投資を誘致したいとしている。

17日の記者会見では、テレビ東京ホールディングスの大木努・国際戦略室長、白組の亀山暢央・取締役経営企画室長らがそれぞれあいさつした。日活の田中正プロデューサーは、同社の佐藤直樹社長に代わり、「日活の創業者の一人、梅屋庄吉氏は、映画産業で大きな成功を収め、日活の前身の1社『M・パテー商会』を立ち上げたが、孫文氏と出会い意気投合、孫文氏に人材や資源の調達を任せ、自分は資金援助をすると述べて、全力で孫文氏を支えた」と、孫文と日活の関わりを説明した。

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