2024/05/04

Taiwan Today

経済

APAARIの執行委員会議、台中で開催

2011/10/27
行政院農業委員会のロゴ(行政院農業委員会サイトより)

APAARI(アジア太平洋地域農業研究機関協議会)の2011年度執行委員会議が26日、行政院農業委員会農業試験所(台中)で開かれた。APAARIは国連食糧農業機関(FAO)の外郭研究団体。会議は、APAARIの副主席であるフィジーのMason Smith次長(事務次官)が司会を務め、20カ国からやってきた、政府関係者と国際組織の代表30名がAPAARIの今後の発展方針と推進する計画について話し合った。

行政院農業委員会によると、APAARIはアジア太平洋地域における大型かつ重要な農業機関連盟で、アジア太平洋地域の農業の発展が直面する問題や課題の解決、域内の技術交流及び農業協力での研究を活動理念としている。現在の正式メンバーは、オーストラリア、イラン、フィリピン、バングラデシュ、スリランカ、タイ、ニューカレドニア、ブータン、インド、日本、フィジー、ベトナム、マレーシア、サモア、ネパール、パプアニューギニア、パキスタン、韓国と中華民国(台湾)の19カ国と21団体。中華民国は1999年にAPAARIに加盟、各種活動への積極的な参与を続けており、国内の農業科学技術と世界とを結びつけるのに具体的な成果を挙げている。中華民国はまた、2011年から2012年にかけての執行委員に選ばれ、APAARIの各種決定と運営に実質的に参与している。

農業試験所では27日と28日、「2011年APAARIバイオ技術、バイオ安全性評価とバイオセキュリティー専門家会議」も開催される。25カ国からやってきた、80余人のベテラン政府関係者、専門家、民間団体代表が出席。各会員国はいずれも積極的に関係者を出席させており、バイオ技術とバイオの安全性問題に対する重視の姿勢が伺える他、アジア太平洋地域における農業バイオ技術の向上と、エリア内における農作物の生産力拡大、地球規模の気候変動の下での食糧生産体系の安定と永続的な発展確保への効果が期待されている。

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