2024/05/07

Taiwan Today

経済

尹啓銘政務委員、6日から北九州・神戸訪問へ

2011/10/31
台日経済関係について馬英九総統(右)と話し合う行政院・尹啓銘政務委員。台日産業協力には馬総統も強い関心を寄せる。(中央社)
「台日産業協力架け橋プロジェクト」を推し進める、行政院・尹啓銘政務委員(無任所大臣に相当)は代表団とともに、11月6~12日の日程で訪日し、北九州と神戸を訪問する。北九州の半導体製造装置産業といった2都市で集積する産業や中小企業との投資協力・技術提携など、多面的な協力を視野に説明会を開催し、交渉を進める見通しだ。 尹政務委員は10月初旬にも名古屋と横浜を訪問し、「台日産業連携架け橋説明会」を開催したばかり。これを受け、医療産業都市構想を推進する神戸市の研究開発連盟が、台湾との提携に強い意欲をみせているという。台湾側は経済部のバイオテクノロジー・医薬工業発展推進プロジェクトチームが、神戸側との協力に向けた協議に当たるとみられる。 今回はまた、バイオ医療分野のほか、精密機械や金属加工、食品の適正製造基準(GMP)、紡織といった5大産業をターゲットに協力を推進する構えだ。 現在、「台日提携による中国進出で、台・日・中の『ゴールデントライアングル』形成」という新たな提携モデルの確立に取り組む尹政務委員によると、日台協力には、これまでで最高のチャンスが訪れているという。投資だけでなく技術や市場協力、製品の研究開発、無形資産分野など、協力の段階や分野はますます多元的となり、前途は無限だとの見方を示している。

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