2024/04/29

Taiwan Today

経済

今年の輸出額、3,000億米ドル突破も

2011/11/08
高雄港のコンテナ取扱量が再び伸びている。(中央社ニュースサイトより)

経済部国際貿易局の7日発表によると、10月の貿易額は前年同月比11.8%増の507億4,000万米ドルだった。うち輸出が同11.7%増の270億3,000万米ドル、輸入が同11.8%増の237億1,000万米ドルだった。1~10月累計の貿易額は前年同期比15.5%増の4,982億米ドルで過去最高。同期の輸出は同14.7%増の2,596億8,000万米ドル、輸入は同16.3%増の2,385億2,000万米ドルで、ともに過去最高となった。貿易黒字は211億6,000万米ドル。同局は今年通年の輸出額が前年比で2けた成長し、初めて3,000億米ドルを超える可能性もあるとしている。

一方、今年の輸出額の成長率を四半期ごとでみた場合、第1四半期19.43%増、第2四半期14.61%増、第3四半期11.63%増と、徐々に成長が鈍化している。行政院主計処の最新予測では、第4四半期は7.97%にとどまる見通しだ。既に輸出受注額の成長率は7月11.12%増、8月5.26%増、9月2.72%増と、月ごとに成長幅が縮小している。特に、9月の伸び率の小ささは、DRAMの国際価格の暴落や、大型パネルや関連電子製品の購買意欲が予想を下回ったことを受け、電子・電機製品が伸び悩んだことによるものとみられる。

なお、10月の日本への輸出額は、東日本大震災以降主力となっていた半導体(IC)や発光ダイオード(LED)、自動車部品などが大幅に減少し、ほぼゼロ成長となった。

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