2024/05/04

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経済

仏アングレーム漫画祭で台湾の漫画を広く紹介

2011/11/09
来年1月の仏アングレーム国際漫画祭で、中華民国(台湾)は「アジアのテーマ国」として、台湾の漫画を歴史で分類して広く紹介する。(中央社)

フランスのアングレーム国際漫画祭は、「漫画界のカンヌ」と称される、欧州最大規模の漫画見本市。第39回の同見本市は来年1月26日に開幕する。

中華民国(台湾)は招きに応じる形で、「アジアのテーマ国」名義で初参加、「漫画の海、台湾」をテーマに、台湾における漫画の発展史を海外に紹介する。「台湾館」では、台湾の漫画発展史を大きく三つのピークに分ける。まず、1950年から1960年の「銀色の年代」では、牛哥の『牛哥』、葉宏甲の『四郎真平』、劉興欽の『阿三哥と大嬸婆』など、当時誰もが知っていた作品を紹介。1985年から1999年は「黄金時代」とし、『阿鼻剣』などで日本を魅了した漫画家の鄭問、『荘氏説』など古代中国の哲学を題材にした蔡志忠、『烏龍院』などで1980年代に注目を浴びた、敖幼祥らを紹介する。そして、「多様な組み合わせのニューウェーブ」では同人誌や自費出版も含めた、台湾における最近の動向を伝える。

アングレーム国際漫画祭(Angouleme International Comics Festival)は、欧州でもっとも歴史が古く、最大の漫画見本市。1974年1月に始まり、毎年一度、フランスのアングレームで開催される。米サンディエゴのコミック・コンベンションと共に、世界の二大漫画フェスティバルとされている。4日間の開催期間中、世界数十カ国が参加、1000人を超える漫画家、20~30万人の漫画ファンが集うという。

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