2024/05/07

Taiwan Today

経済

台北国際ブックフェア、書籍と映像作品の架け橋目指す

2011/11/10
シャープ氏(左)は米アカデミー賞(主演女優賞)など数々の賞を受賞した『ボーイズ・ドント・クライ』などを手掛けた。林書宇監督(右)は、幾米(ジミー)の絵本を映画化した監督作『星空』が先週から公開中。(中央社)

台北国際ブックフェアを主催する、財団法人台北書展基金会はこのほど、来年2月1~6日に開催する第20回のフェアで、「出版と映像メディアのマッチングプラットフォーム」を設置し、書籍作品の映像化を支援していく方針を示した。出版物の版権取引を活性化、拡大させ、業界横断的な提携を推進していく方針だ。

具体的には、台湾・中国大陸・香港から映画製作関係者を招き、文学と映像のマッチング会議などを開催し、出版界と映像界が協力する場を提供する。

同基金会は10日、プラットフォームの設置を前に、前回のフランクフルト・ブックフェアに出展した、本・映画・テレビ・ゲームなどさまざまなメディアやエンターテイメント産業をつなぐプラットフォーム「ストーリー・ドライブ」の構築に関わった映画プロデューサーのジェフリー・シャープ氏を招き、台湾の出版業界にノウハウを伝授するための講座を開催した。シャープ氏は業界関係者に「いかに良質の書籍を映画界に売っていくか、ブックフェアがいかに映画化の商談を支援していくか」について語った。

同基金会はこのほか、「台北金馬影展(ゴールデン・ホース・フィルム・フェスティバル)執行委員会」と協力して、出版社と投資家が交流する会合の開催を23日に予定している。

ランキング

新着