2024/04/29

Taiwan Today

経済

財政部が粉ミルクの関税率を半減

2011/11/15
財政部は粉ミルクの輸入関税を半分に減らすと決定。生活必需品だ。(中央社)

財政部は14日、関税税率委員会議を開き、乳児用輸入粉乳(粉ミルク)と調整粉乳など粉乳製品三種の関税率を50%引き下げると決定。期間は半年間で、今月末には実施される予定。幼児用粉乳の関税率は5%で、2.5%への税率引き下げ後に輸入コストは1キロ当たり約6台湾元(約15.3日本円)下がる。関税率の比較的高い調整粉乳は税率12%が6%に。コストは1キロあたり約13台湾元(約33.2日本円)下がる。

財政部では、関税税率委員会は粉乳が重要な民生必需品で、価格も比較的高いことを考慮、粉乳の供給を調整し、価格を安定させるため、機動的に半年間、税率を50%引き下げると説明した。財政部では同案をただちに行政院に送り、決定後に実施する。

財政部では砂糖、バター、トウモロコシ粉、大豆粉などを対象に税率の機動的な引き下げを行ってきたが、砂糖については、国際市場における需給が徐々に安定を取り戻していることから、11月いっぱいでこれを打ち切る。バター、トウモロコシ粉、大豆粉は輸入価格が依然として上昇傾向にあり、業者の輸入コスト低減と民生物資の価格安定のため、機動的な税率引き下げを半年間延長することに決定した。

行政院では今月7日、景気対応戦略チーム会議で、民生物資の一部を対象とした関税の機動的引き下げにより、物価の安定と、新生児の育児負担軽減を図ることに決めていた。

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