2024/04/29

Taiwan Today

経済

知能型電気自動車先行運行がスタート

2011/11/17
台湾は電気自動車の充電技術と車種の豊富さで世界をリードしている。16日、計画スタートの式典会場では最新技術も展示された。(中央社)

経済部の施顔祥部長は16日、台北市において、「2011年知能型電気自動車先行運行計画」のスタートを宣言、今後は普及に向けてまい進すると強調した。

経済部工業局が主導する「知能型電気自動車先行運行計画」では、格上租車(レンタカー)と裕隆汽車(自動車)の電気自動車「TOBE」による「台北都会区低炭素旅行計画」、ならびに台中市政府と裕隆日産による「世界のグレーター台中、ドリーム生態都市グリーン交通計画」を実現した。

格上租車による「グレーター台北レンタカー旅行先行運行プロジェクト」は、まず、新北市板橋駅に電気自動車のレンタル拠点を設置し、電気自動車100台を観光用途に投入する。利用者は台湾のオリジナルブランドである、「LUXGEN MPV電気自動車」及び「TOBE M’Car電気自動車」のクリーンなドライブを体験できる。将来的には公有の駐車場や、国立故宮博物院、士林、北投、淡水、鶯歌、三峡などの観光地に充電ステーションを設ける。また、台北101、ブリーズセンター(微風広場)、Qスクエア(京站)などのショッピングセンターと共に、異業種提携と優遇プランなどの活動を通して認知度を高め、市民への浸透を図る。

「世界のグレーター台中、ドリーム生態都市グリーン交通計画」では、台中市政府が裕隆日産と格上租車と提携、「LUXGEN MPV電気自動車」と「日産Leaf電気自動車」を公務車両に採用する。現時点では64台を公務での送迎、環境保護調査や警察のパトロールなどに使用し、将来的には充電ステーション161箇所を設置する。そのうち64箇所は台中市政府で電気自動車を使用する機関に設置、97箇所は公有の駐車場に設け、無料での駐車と充電に供する。

台湾では現在、LUXGEN(裕隆汽車のグループ企業)、華徳動能、心翔電気自動車、TOBE(裕隆汽車のグループ企業)、中華自動車、皆盈緑動能、日産の7社による9種類の電気自動車が交通部の審査に合格、ナンバーを取得して走行できる。

経済部では、知能型電気自動車先行運行計画から公務の送迎、調査用車両、警備パトロール、宅配物流、商務車両、タクシー、離島での観光、観光旅行、地域内運輸の9大運営モデルにつなげ、知能型電気自動車の普及を目指すとしている。

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