2024/04/29

Taiwan Today

経済

成功大学、電気工学で世界10位に

2011/11/22
国立成功大学の電気・情報工学部は1931年設立、80年の歴史を持つ。(成功大学電機・情報工学部サイトより)
高等教育機関の認証評価を行う第三者評価機関、財団法人高等教育評鑑センター基金会はこのほど、2011年の世界の大学の科学研究論文の質・量における比較評定結果を発表した。これによると、工学系の6分野のうち、国立成功大学(台南市)が、電気工学、情報工学、機械工学の3分野で台湾一となった。特に電気工学では前年から2ランク上げて10位と、世界ではハーバード大学と中国大陸の清華大学を超える高い評価を受けた。一方、同じく国内で高い評価を受ける国立台湾大学(台北市)は、化学工学、材料工学、土木工学の3分野で台湾一となった。 成功大学は2010年、電気工学と情報工学の分野で、上位5%に入る学術定期刊行物で発表された論文数が世界トップとなり、高等教育評鑑センターの評定でも最高評価を受けた。 なお、電気工学の分野で台湾大学が12位、国立交通大学(新竹市)が14位と、台湾の3校が15位内に入り、台湾の電気工学が飛躍的に実力を伸ばしていることを示した。このような流れの中、従来の受託製造から創造性の高い研究開発を行う次世代型の電機産業へのモデルチェンジが期待できるため、人材の育成や研究開発への投資に、産官学がより関心を高めて欲しいと成功大学は表明した。 電気工学の世界ランキングは1位から順に、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学(以上米国)、南洋理工大学、シンガポール国立大学(以上シンガポール)、ジョージア工科大学、ミシガン大学アナーバー校、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、イリノイ大学アーバナ・シャンペン校(以上米国)。

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