2024/05/04

Taiwan Today

経済

1-10月の中国大陸向け農産品輸出、26%増

2011/11/28
アテモヤ(鳳梨釈迦)はパイナップルと共に、中国大陸向け輸出果物の新主力商品に成長。(花東縦谷国家風景区管理処提供)

行政院農業委員会は25日、今年1月から10月までに台湾から中国大陸に向けて輸出された農産品の金額は前年同期比で26%増えたと明らかにした。パイナップル、オンシジュウム、茶葉、サバヒー(虱目魚)、スズキ(鱸魚)、ハタ(石斑魚)などの品目ではいずれも50%以上の成長に。

農業委員会では、2008年の台湾海峡両岸の直接通航、2009年の農産品検疫検査協力協議締結、2010年の両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結などの両岸政策により、台湾の新鮮な果物の中国大陸向け輸出が本格的にスタート、今年1月から10月までに中国大陸に輸出された果物は8302トン、金額にして847万米ドルで、2007年に比べて量で4倍に、金額では5倍に成長したと説明した。パイナップルを例に取ると、2007年の1月から10月までは5万米ドルだったものが、今年は実に31倍の158万米ドルに成長。ブンタンは3万米ドルから49倍の147万米ドルに、バンレイシ(釈迦頭)は4万米ドルから24倍の96万米ドルに増えた。また、パイナップルとアテモヤ(鳳梨釈迦)は中国大陸向け果物の新たな主力商品になっている。

ECFAのアーリーハーベスト(早期収穫リスト)入りしている農産品18品目の1月から10月までの中国大陸向け輸出量は前年比で91%増の1万4242トン、金額では154%増の9570万米ドルになった。特に、ハタは今年1月から10月までの中国大陸向け輸出は7966万米ドルとなり、前年同期比で192%成長。茶葉は今年、関税率が15%から5%に下がり、1トンにつき関税を4万台湾元(約10万日本円)節約できるようになった。茶葉の今年1月から10月までの中国大陸向け輸出は549トンで前年比25%成長。金額では737万米ドルで53%増えた。1キロ当たり単価は13.43米ドルで、単価も23%上昇している。

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