2024/05/03

Taiwan Today

経済

台北市、2017年夏季ユニバーシアード開催地に

2011/11/30
台北市は五度目の挑戦で、ついにユニバーシアード夏季大会開催権を獲得。郝龍斌台北市長ら関係者は「Thank you,FISU」の横断幕で喜ぶ。(中央社ニュースサイトより)

「学生のオリンピック」と呼ばれるスポーツの総合競技大会、ユニバーシアードは2年に一度行われる。主催者の国際大学スポーツ連盟(FISU)は台湾時間30日午前2時に、本部のあるベルギー・ブリュッセルで、2017年夏季大会の開催地を台北市に決定したと発表した。台北市はブラジルのブラジリアを破り、五度目の立候補でついに開催権を獲得。ブリュッセルで最後の遊説活動を行っていた、台北市の郝龍斌市長は、「志あれば最後は成功する」と英語でスピーチ、祝っている時間は無く、FISUとの密接な準備作業にただちに取り掛かり、台北ユニバーシアードを史上最高の大会にしてみせると話した。

郝龍斌台北市長は開催権獲得の原因として、今年の中国大陸・深圳ユニバーシアードでチャイニーズタイペイ(台湾)がメダル獲得ランキング8位となるなど、台湾の選手が各スポーツ大会で大いに活躍していること、台北市が様々な国際的大型イベントを成功させていること、台北市の各スポーツセンターに毎月延べ100万人以上が通うなど、スポーツが普及していることをあげた。

郝台北市長は、ユニバーシアードはオリンピック以外で最も大きな国際スポーツ大会の一つで、中国大陸・深圳での大会には163の国と地域、1万2000人の選手が参加したと説明、台北市での開催は、台湾と台北市の世界における認知度とイメージのアップにつながると期待した。

同じく現地入りして発表を見守った、行政院体育委員会の戴遐齢主任委員は、台湾で開催する過去最高レベルの総合競技大会であり、開催権獲得は台湾がスポーツの普及に取り組んできた努力と、ワールドゲームズ、デフリンピックなどを開催してきた実績が世界に認められたことを示すと述べて、その歴史的意義を強調。中央政府は地方政府と共に全力でこれにあたると述べた。

 

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