2024/05/08

Taiwan Today

経済

11月のCPI上昇率、わずか1.01%

2011/12/06
物価指数と前月比上昇率の推移。指数は2006年を100としている。(行政院主計処サイトより)
行政院主計処の5日発表によると、11月の消費者物価指数(CPI)は107.75ポイントで、前年同月比1.01%上昇とわずかな伸びだった。前月比では0.04%下落。今年1~11月の平均上昇率(前年同期比)は1.37%だった。 11月のCPI上昇率が微幅にとなった原因は、主に百貨店の創業祭セールや観光見本市で、衣料とツアー料金の値下げが行われたことで、物価上昇が抑えられたものとみられる。主計処によると、11月は既成衣料品の指数が前月比2.17%下落、ツアー料金を含む教養娯楽類の指数が同0.44%下落した。 また、東部での豪雨で水害が発生した後には、野菜の価格が大幅に上昇した。11月上旬には約4割下落していたのが、水害後には41.2%上昇、全体では前月比1.24%下落、前年同月比では13.02%下落した。 なお、輸入物価指数は台湾元換算で、前年同月比9.36%上昇、輸出物価指数は同3.81%上昇した。 一方、中央銀行が5日発表した11月末時点の外貨準備高は3,879億6,800万米ドルで、前月末から53億5,900万米ドル減少した。主に外資系企業が資金を引き上げたことが減少の原因。また、ユーロなど主要通貨が対米ドルで下落、米ドル換算の外貨準備高が減少したと中央銀行は説明している。世界では中国大陸、日本、ロシアに次いで4番目。

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