2024/05/04

Taiwan Today

経済

台湾中油、カタールからのLNG調達拡大へ

2011/12/07
CPCの取り組みは、政府のグリーンエネルギーの活用による低炭素社会建設の政策に歩調を合わせるものだ。(経済部サイトより)

台湾中油(CPC)は6日、カタールのラスラファン液化天然ガス社(ラスガス3)から液化天然ガス(LNG)を調達する21年の契約を締結した。両社はカタールのドーハで会長が契約に署名、CPCは2013年から年間150万トンの天然ガスを調達する予定だ。

カタールは世界で最大のLNG供給国。CPCはこれまでにもラスガス2から年間300万トンを調達する25年の長期契約を締結、2008年から調達が始まっている。今回、さらに年間150万トンの長期調達契約を交わし、安定したLNG供給源を確保しただけでなく、クリーンなエネルギーの推進と使用に一層前向きに取り組むことができるとしている。

今年3月11日の東日本大震災の発生から、各国が核エネルギーへの依存を見直し、低炭素エネルギーである天然ガスの使用を拡大している。CPCのLNG輸入量は今年、1,200万トンに達する見通しで、今後も供給源の拡大に努めるほか、輸入や運搬設備の強化・整備にも引き続き取り組む。現在は、投資総額184億台湾元(約474億日本円)の台中LNG基地の第二期計画が進行中で、2018年の完成時には、取扱量が現在の300万トンから、500万トンへと大幅に拡大する見通しだ。

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