行政院農業委員会は7日、台湾のレンブ(蓮霧-ワックスアップル)、インドナツメ、甘柿、アテモヤ(鳳梨釈迦)など冬に旬となる果物の海外での市場開拓のため、様々な販促活動を計画していると明らかにした。
今年12月から来年3月末までに、主な輸出先である中国大陸で8回、シンガポール、マレーシア、カナダで各1回のプロモーションイベント、「台湾フルーツフェスティバル」を開催。中国大陸上海では特売会やギフトセットの予約販売、店舗での販促活動を行う。農業委員会では、これらの活動を通じて、冬の果物5800トンの販売を見込んでおり、旧正月(来年1月23日)から清明節(来年4月4日)までの生産と販売、ならびに台湾における価格の安定を図る。
農業委員会では、海外流通ルートでのプロモーションを強化する他、農業情勢の調査統計を通じて価格の変動を絶えず監視すると共に、各農産品の特性に応じて、インターネットを利用しての販売拡大や、国軍の副食及び学校給食への提供、加工品や二次製品としての商品化など、国内での生産と販売の調整措置を計画するとしている。
なお、農業委員会農糧署では、販売に協力して農家の権益を守るとして、「国産水果優恵訂購平台(国産フルーツ優遇注文販売プラットフォーム)」を開設、統一窓口を設けて、バナナ、甘柿、ポンカン、オレンジの注文を受け付けている。
「国産水果優恵訂購平台」(中国語) http://www.afa.gov.tw/farmerorderlist.asp